【看護師ママ必見】ライフスタイルに合わせた多種多様な働き方を紹介!

2023.01.30掲載
看護師お役立ち情報

更新日:2023/1/30

【看護師ママ必見】ライフスタイルに合わせた多種多様な働き方を紹介!

看護の仕事はやりがいがありますが、夜勤や残業もあるため子育てとの両立が難しい印象がありますよね。
妊娠や出産を機に退職した方も多いでしょう。

子どもの成長に伴い再び看護師として働きたいと考えた時、仕事と子育ての板挟みになりそうで再就職に踏み出せない方もいるのではないでしょうか。

「出産や育児期間に働いていなかったためブランクがあって心配」
「家族の協力が得られず、子育ても家事も一人でやらなければいけないから働くのは難しそう」
「うちの子どもはよく体調を崩すから、急な欠勤で職場に迷惑を帰ることが不安」

小さな子どもを抱えながら看護師として働くのに、たくさんの悩みがありますよね。

私も小学校低学年と保育園児の2人を育てながら、日々看護師として働いています。
私自身は出産時に仕事を辞めませんでしたが、産休・育休で1年以上休んだあとの復職はブランクによる不安が大きかったです。

しかし上の子を出産してから、様々な職場で看護師として働き続けることができています。
子どもたちの成長と自分のライフスタイルに合わせながら、職場選びをしています。

自分がやってみたい看護と、ライフスタイルとがマッチした職場を見つけられると良いですね。

今回の記事では子育てと看護師としての仕事を両立させられる働き方や、いくつかの働く場所のメリット・デメリットをお伝えします。
ぜひ最後までお読みいただき、子育てしながら看護師として再就職するための参考にしてくださいね。

ブランクOK!子育て中の看護師ママも活躍できる

看護師が働く場所はたくさんあります。
一般病院やクリニック、老人施設系、訪問看護等は皆さんご存じですよね。
他にも健康診断専門の施設や献血ルーム等、様々な場所で看護師が活躍しています。

働き方も夜勤ありのフルタイム勤務から、日勤のみ、パートタイマーや自分の働きたい場所・時間に合わせて選べる派遣等、選択肢はたくさんです。

日本全体で慢性的な看護師不足があり、求人サイトを見てみると多くの情報があふれています。
フルタイムや夜勤ありはもちろん、「週3日から可」や「半日だけでも歓迎」という求人情報もあります。
自分のライフスタイルや希望する条件に合った就職先を見つけることもできるでしょう。

ブランクが心配なときは研修などの支援制度を活用しよう

自分の条件に合いそうな就職先を見つけても、ブランクがあるとしっかり働けるか心配ですよね。
医療技術や看護技術は日進月歩で、自分が学んだ知識が数年後には変わっているということもたくさんあります。
私も転職するときは7か月ほどのブランクがありましたが不安でいっぱいでした。

私が過去に転職した病院では、ブランクがある看護師のための研修プログラムが準備されていました。
新卒ではなく中途採用者への教育がしっかりしていたので、転職先に決めたのを覚えています。その病院では長く働くことができました。
このように研修などが充実しているところで働きながら、知識や技術の再習得を目指す方法も良いでしょう。

また各都道府県ののナースセンターで行っている、復職に向けた支援を活用する方法もあります。再就職に向けた知識や技術に関する研修や、就業相談・支援を行っています。
参考サイト)ブランクを経て働く | ライフイベントごとに見てみる | 看護職のキャリアと働き方支援サイト

看護師さん、准看護師さんの転職情報はこちらから

ママさん看護師のそれぞれの施設形態での働き方

子育てと仕事は両立できる?それぞれの施設形態での働き方

看護師が働ける場所はたくさんあります。その中でも代表的な職場について、私の経験も踏まえながらメリット・デメリットをお伝えします。

一般病院

一般病院は病棟や外来、救急室、手術室などたくさんの部署があります。
そのため、一つの施設の中でも自分が働けそうな部署を選べることもあります。

病棟はスタッフ数が比較的多いため、急な欠勤にも柔軟に対応してもらえる場合が多いです。
しかし病棟は受け持ち患者の人数や勤務内容も複雑であり、他の部署と比べて残業があるところが多いでしょう。
一方で外来は診療時間が決まっているため、時間で帰れることがほとんどです。

私は育児時短勤務の時に最初は病棟で働いていましたが、残業が多くてなかなか退勤できませんでした。
プリセプターなどの後輩指導も行っていたため、とても忙しく保育園のお迎えが時間ギリギリなんてこともありました。

このままでは家庭に支障をきたすと考え、外来へ部署変更の希望を出しました。
希望が通り外来へ異動してからは、毎日ほぼ定時で帰ることができるようになったのです。時々患者数が多く診療時間を超えることがあっても、他の診療科の外来からフルタイムの応援スタッフが来てくれることで残業をせずに済みました。

クリニック

クリニックは一般病院の外来と同様に、診療時間が決まっているため残業は少なめです。
また土日祝日が休みのところが多いです。午前のみ、午後のみで求人募集しているところもあり、短時間から働いてみたい方にはおすすめです。

デメリットとしては一般病院よりもスタッフ数は少ないので、子どもの体調不良などで急に休みたいときに休みにくい場合もあります。

特養やデイサービスなどの介護保険サービスの施設

看護師が働ける介護保険を利用した施設は特養やデイサービスの他にショートステイ、有料老人ホームなど様々です。
仕事内容はバイタルサイン測定や服薬管理、経管栄養、痰吸引などの看護業務の他に生活介助もあります。
急変などが起こらなければ、病院よりもゆっくり働けます。

施設によっては看護師が一人勤務のシフトの場所もあるので、慣れるまでは看護師2人以上が配置される施設がお勧めです。
看護師の数が少ないため、急な欠勤に対応してもらえるかを就職前に確認しておきましょう。

訪問看護ステーション

訪問看護はその日の訪問予定がほぼ決まっているため、勤務時間の調整がしやすいのが魅力的です。
土日祝休みのステーションが多く、緊急対応の当番にならなければ夜勤もありません。

現在の医療界は病院病床数を減らして在宅医療がすすめられています。
訪問看護ステーションの数も増えているため、これからどんどん訪問看護師の需要は増えていくでしょう。

訪問看護は基本的に一人で訪問するため、利用者の急な体調変化に臨機応変に対応するスキルが求められます。
また清潔ケアや点滴、排泄管理、栄養管理などの看護技術が必要です。
様々な診療科の経験や基本的な看護技術を持っている人は、即戦力として歓迎されることが多いです。

私は現在訪問看護ステーションでパートタイマーで働いています。
子供のお迎えがあるため短時間勤務での契約です。
訪問スケジュールが決まっているので、自分の勤務時間に合わせて訪問先を分担できるのがありがたいです。

例えば子どもの授業参観や期末面談等があれば、午後から休みをもらえるように訪問スケジュールを組んでくれることもあります。
また急な欠勤にも対応してもらえています。
土日祝は基本的に休みで週末や夜間の当番もしていないため、子どもと過ごす時間を確保できています。

最初は先輩の訪問に同行させてもらいますが、慣れて来ると一人で訪問するようになります。
利用者の状態を自分一人でアセスメントしなければならないので、緊張感もありとても難しい仕事だと感じています。

しかし病院と違い、訪問時間をその利用者さんだけに使えるのは最大の魅力です。
じっくりと利用者やその家族と関わることができるのは、訪問看護ならではの特徴でしょう。

看護師さん、准看護師さんの転職情報はこちらから

病児保育・病後児保育の登録をしておこう

仕事と子育てを両立する上で避けられない悩みは、子どもの体調不良による欠勤です。
配偶者が交代で仕事を休んでくれると安心ですが、忙しくて協力を得られないこともありますよね。
そんな時には「病児保育」や「病後児保育」を利用することで解決できます。

幼稚園や保育園によっては、子どもの体調が安定してから登園させるようにと言われることもあります。
私が子どもを預けていた保育園では、熱が下がってから24時間経過後、活気も食事状況も元に戻ってから登園させるように言われていました。

しかし多少の熱では元気な子どもも多いですよね。

「こんなに元気なら保育園に行けそう・・・。」

と思ってしまうこともあるのではないでしょうか。

病児保育や病後児保育では小児科受診後に医師の許可が降りると、幼稚園や保育園に預けられない体調でも預かってくれます。
保育士の他に看護師も常駐しています。
また小児科に併設しているところも多いため、急に体調が悪化した時も安心です。

我が家も病児保育にはとてもお世話になりました。
起床時に子どもが発熱していても、普段通りご飯を食べ活気がある時は朝一番に病児保育に電話連絡をします。
その日の病児保育に空きがあれば、併設の小児科の診療時間開始に合わせて受診をします。
診察で病児保育を利用できると医師が判断した場合は、診察後その足で病児保育に預けに行くのです。
混み具合にもよりますが、9時の診察開始から病児保育に預け終わるまで1時間もかかりませんでした。
有給休暇を2時間ほど使いますが、それでも丸一日欠勤するよりはとても良かったです。

住んでいる地域によって病児保育・病後児保育の利用方法が違います。
事前登録が必要なところもありますので、必ず確認しておきましょう。
利用方法を確認しておくだけでも、いざというときに利用できるという安心感につながるでしょう。

関連サイト

ながの子育てサイト 病児・病後児保育のご案内

佐久市 病児保育・病後児保育のご案内

まとめ

まとめ

看護師は様々な場所で多様な働き方ができるため、実際に子育てをしながら働いている人もたくさんいます。
自分のライフスタイルに合わせた働き方をしっかり考えれば、あなたも仕事と子育ての両立が可能です。

ブランクが心配な時は研修を受けたり、慣れるまでは短時間から勤務するとよいでしょう。
また職場によるメリットとデメリットを理解して就職先を探すことが重要です。
子育て等で忙しく、転職活動が難しそうならエージェントを使うのもお勧めです。

ぜひ子育てと仕事を両立させながら、やりがいを持って働きましょう!

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この記事を書いた人:三井 美波 [Mitsui Minami]  / 看護師
著者:三井 美波 2006年から看護師として働き始めました。
総合病院で内科系・外科系の病棟やユニット、外来での勤務が主でした。1年間大学教員の経験もあります。2021年~訪問看護ステーションに転職しました。
患者さんとの関わりを通して、看護師としての経験値が上がると考えています。患者さんとの関わり方で悩んでいる方がいたら、私の経験談を通してみんな自分と同じことで悩んでいるんだなと前向きに考えてもらえたら良いなと思っています。