【OK&NG例付】受付〜退室まで知っておきたい面接の流れとマナー
更新日:2023/1/30
「そういえば、面接ってどうやれば良かったかな」
「面接のマナーでNGポイントとかあるのかな」
久しぶりの転職活動で思い出そうとしても思い出せないのが「面接の流れとマナー」です。
そこで今回の記事では、採用担当者が重視している面接時のマナーと受付〜退室までの面接の流れをOK、NGポイントに分けてご紹介します。
目次
面接における「マナー」とは
応募者のキャリアや適性を見極める転職活動ですが、企業は面接時のマナーも重視しています。
特に重視しているポイントは以下の2点です。
・入社後、マナーの悪さでお客様に迷惑をかけないか
・社会人として最低限の準備を事前にできているか
企業は入社後にあなたが定着し、活躍してくれるかを見ています。
当然、どんな企業でもお客様がいるので、面接を通して入社後の振る舞いを想像します。
また、マナーとは相手を不快にさせず、心地よいと感じてもらえるものでもあります。
これは事前に意識すれば誰でもできることなので、それに対する準備ができているかも企業は重視しています。
面接の流れとOK、NGポイント
それでは、実際に受付〜退室までの流れとポイントを見ていきましょう。
〜受付〜
・流れ
会場に到着→待ち時間→受付
・OKポイント
✓到着は面接開始の10分前、受付は5分前
✓スマホの電源はオフ
✓遅刻する場合はわかった時点で早めに連絡
・NGポイント
✓面接開始の30分前など早すぎる到着
✓スマホを触る
✓爪をいじったりする等、挙動不審で落ち着かない
まず、到着が早すぎると待合室が使用中ということもあるため、かえって迷惑になることもあります。
そのため、面接開始の10分前に到着するのが無難です。
また、冬場のコートは面接先企業の玄関の外で脱いでから入室するのがマナーです。
次に、面接開始まで待っているときもスマホいじりや挙動不審な態度はNGです。
過剰にしすぎるのも良くありませんが、椅子には深く腰掛けず背筋を伸ばし、手は膝の上に置いて待っていると良いでしょう。
そして、万が一遅刻する場合はわかった時点で早めに連絡を入れましょう。
面接官も貴重な時間を割いて臨みますので、相手のためにも先延ばしや面接直前に連絡することはNGです。
〜 入室 〜
・流れ
迎えに来た面接官に挨拶→面接室へ移動→入室
・OKポイント
✓迎えに来たら、すぐに立ち上がり挨拶
✓相手の指示を待ち、促されたら行動する
・NGポイント
✓座ったまま対応したり、やる気のない言動
✓相手が指示する前に行動する
まず、待合室で待っていると面接官が迎えに来る場合が多いので、その際はすぐに立ち上がり
「〇〇と申します。本日はよろしくお願いいたします」 とはっきり元気よく挨拶をしましょう。
ただ、張り切りすぎるとかえって不自然となりますので、普段お客様と接するような節度ある対応を心がけましょう。
次に、面接室まで移動し、実際に入室するまでは基本的に面接官の言動のペースに合わせましょう。
自分から話したり、指示される前に入室したりするのは自己中心的な人と見られかねません。
あくまで面接をしていただいているという謙虚な姿勢を忘れず対応するようにしましょう。
特に、入室については、「どうぞ」と指示されたら「失礼いたします」と対応するようにしましょう。
〜入室から着席まで〜
・流れ
ドアを3回ノックをする→面接官にお尻を向けずにドアを閉める→着席を促されたら座る
・OKポイント
✓ドアを3回ノックし、「どうぞ」と言われたら入室する
✓ドアを閉めるときはお尻を面接官に向けない
✓「どうぞ」と言われたら着席する
・NGポイント
✓面接官の指示がないまま勝手に行動する
✓ドアを閉める際、完全にお尻を面接官に向けているか、後ろ手で閉めてしまう
入室の際は、上述のOKポイントを経て「失礼いたします」と言って入室するようにしましょう。
次に、ドアを閉める際は、面接官にお尻を向けても、面接官を見ながら後ろ手で閉めることも失礼にあたります。
体は少しだけドアの方に向けつつも閉めるというのが正しいマナーです。
ドアを閉めたら、面接官の方を向き「〇〇と申します。本日はよろしくお願いいたします」と挨拶しましょう。
そして、面接官に指示をされるまでは座らず、「どうぞ」と言われるまで待ちましょう。
指示が出たらカバンなどの荷物は椅子の脇に置き、冬場のコート類があればカバンの上に置くようにしましょう。
ちなみに、面接室が広く席が人数以上ある場合、座席の指定がなければ出入り口に近い下座に着席するようにしましょう。
〜 面接 〜
・OKポイント
✓背筋を伸ばす
✓目を見て話す
✓大きな声でハキハキと話す
✓適度な相槌をする
・NGポイント
✓背もたれに深く座る
✓キョロキョロとした視線で落ち着かない
✓聞き取れない声量で話す
✓一方的に話したり、相手の話に興味がない仕草
面接の際は、背中は背もたれにつけないのがマナーです。
手は膝の上で軽く握って乗せましょう。話すときは相手に伝わるようにはっきりと大きな声で言いましょう。
目線は緊張する場合は相手の鼻や眉間を見るのも一つの手です。
そして、緊張するとつい自分が一方的に話してしまいがちです。
あくまで相手と気持ちよくコミュニケーションを取ることが大切ですので、相手の話にも耳を傾け、タイミングよく「はい」「そうですね」といった相槌を入れましょう。
〜 退室 〜
・流れ
「面接は終わりです」と言われたら立ち上がり挨拶→「失礼いたします」と言ってドアを開け退室→受付がいればお礼の挨拶→会社を出たら社屋に向かって一礼して帰る
・OKポイント
✓面接官の終了の一言で退室の動作に入る
✓場面と人が切り替わるときに挨拶を入れる
・NGポイント
✓面接官の指示を待たず勝手に退室する
✓面接室から出たらすぐにスマホを触る
✓受付や社屋へのお礼がない等、会社から出るまで感謝の気持ちがない
退室は面接官が「本日の面接は終了です」等、何かしらの終了のサインを伝えますので、その一言を待ち、退室へと移ります。
まずは、椅子から立ち上がり「本日はお時間をいただきありがとうございました」とお礼を伝え、一礼しましょう。
そして、面接室から退室するときは再び「失礼いたします」と伝え、そのあとにドアを開けて退室しましょう。
退室後のマナーについては、場面と人が切り替わるときに挨拶やお礼をするのが良いです。
場面や人の切り替えとは、「面接室から移動しエレベーターに乗ったとき」、「会社を出るときに受付の人と会ったとき」、「会社から外へ出たとき」が代表的な例です。
会社を出てすぐにスマホをいじるといったことはくれぐれも止めましょう。
また、冬場のコート類も会社を出るまでは着ないように心がけましょう。
ただし、面接官が「寒いから着てもいいですよ」といった形で促されたら、素直に応じて構いません。
マナー以上に大切なこと
あくまでマナーとは「相手を不快にさせずに気持ちよくコミュニケーションを取るために意識すべきエチケット」です。
あまりに細かい部分まで意識してシュミレーションしすぎてしまっても、相手に機械的な印象を与えてしまいます。
大切なことは「あなた自身の人柄や価値観」がしっかりと相手に伝わるかどうかです。
あまり定型化しすぎず、
「これから仲良くなるお客様とお会いしている」 位の感覚でマナー以上に「あなたらしさ」がしっかり出せるように面接に臨んでみて下さい!
面接に自信がない方へ
つながるカンパニーでは、私、小林が1次面談を行っております。
「面接」ではなく「面談」でその方のお人柄やご経験を知り、企業様につながるお手伝いをさせていただいております。
履歴書の作成や、面接の練習、あなたの強みを最大限に活かすアピールポイントを一緒に考えます。
「あがってしまって面接がうまくいかない…」「面接で何を話していいのかわからない…」
という悩みをお持ちでしたら、是非一度ご相談下さい。
関連記事