【0歳児を保育園に預けたい看護師ママ】モデルケースやおすすめを紹介します!

2023.01.25掲載
看護師お役立ち情報

更新日:2023/1/25

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待望のお子さんが誕生し、初めての出産・育児に奮闘した産休・育休期間を経て、そろそろ仕事に復帰したい。
でも、以前と同じように働くのは、時間的にも体力的にもちょっと自信がない…なんて方もいらっしゃると思います。

本当はわが子と一緒にいる時間を少しでも長くとりたいですよね。
そう思いながらも、経済的事情で働かざるを得ない看護師さんへ、子育てをしながらでも働ける職場の種類や、子どもの預け先についての情報をお伝えしたいと思います。

生き生きと働き、仕事もプライベートも充実した輝くママさん看護師を目指しちゃいましょう!

子育てしながら働ける職場って?

まず初めに、希望の条件を確認しましょう。
職場を探す際には、自分の希望の条件を伝えて、その条件にあった職場を紹介してもらうことが多いと思います。

子育てをしながら働くとしたら、どのような働き方を希望しますか?
きちんと伝えられるよう自分の中でも条件を整理し、優先順位をつけておきましょう。

条件例)
 ☆日勤のみ
 ☆勤務時間は9:00~17:00
 ☆残業少なめ
 ☆休日多め

以上の条件を比較的満たしやすい看護師としての職場についてお伝えします。

クリニックや診療所

入院病床を持たず、比較的軽症、または慢性期の疾患をお持ちの方が通うのが、クリニックや診療所になります。
主な業務は医師の診療の補助になります。

総合病院の病棟勤務に比べると、ある程度決まった仕事をこなしていくという点でママさん看護師に向いていると言えます。
診療時間もあらかじめ決められており、急患が来ることもあまりないため残業も少ないです。

ただ、スタッフ全体の人数が限られていることや、クリニック自体の休診日=自分の休日となることが多く、自由に休みをとることは難しいと思います。
クリニックへの就職をご希望の方は、入職前に休みの取り方についてご相談されることをお勧めします。

デイサービス

ご自分で通所、または施設のお迎えで通所ができる方が通うのがデイサービスです。
就労時間も9:00~16:00の施設もあり、病院勤務に比べると短い傾向があります。

業務内容は検温や健康管理、内服管理、自己注射を行っている方のお手伝いなどです。
介護士の方と一緒に働く職場で、体操やレクリエーション、入浴介助なども行います。

ある程度決まった利用者さんと頻繁に顔を合わせることになるので、日々のコミュニケ―ションに楽しみを見出すこともできます。
デメリットとしては、お休みの取りづらさです。
看護師1名の体制で運営されている施設も多く、入職前には相談が必要です。

訪問看護

ご自宅に伺い、看護技術を提供するお仕事です。
ステーションに出勤し、そこから訪問先へ伺います。
業務内容としては、褥瘡処置や創傷処置、配薬管理、リハビリ、ご家族とのコミュニケーションなどで、看護指示書というものに沿って援助を行います。

就業時間は基本的に9:00 ? 17:00、その他ステーションによっては時短勤務の申請もできます。
一つのステーションに多数の看護師が在籍し、多くの患者さんを請け負っているため、子育てと両立できる勤務形態で働く事ができます。

 

介護老人保健施設や病院で日勤のみ

基本的には夜勤ありのお仕事ですが、正社員ではなく契約社員やパートといった働き方で、日勤のみや平日のみ(もしくは週3~4日など)、残業少なめといった条件を飲んでもらえるところもあります。

看護師の資格があれば、一般職の契約社員やパートよりはお給料は良いと思われますが、今まで正社員でやっていたことを思えば収入は減少するかもしれません。

体力的にも大変なお仕事となりますので、どの程度の収入が必要なのかをよく考え、目標に到達できる程度の労働時間になるよう契約することをお勧めします。

 

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夜勤をしなきゃいけない場合は?

【子育てしながら働ける職場って?

上記のような条件だと、自分の理想通りに働けない、やっぱり病院で働きたい、または慣れている職場に復帰したい、という方もいますよね。
どうしても夜勤をしなければいけない職場に就職する場合の、子どもを見てくれる施設、設備についてお伝えしていきます。

 

院内保育施設の利用

総合病院には院内、または併設という形で職員向けの保育園を運営しているところもあります。
基本的には職員であればだれでも利用可能、保育料は給料からの天引き、夜間も預け可能(日にち指定や曜日指定で夜間はやっていない場合もあるので注意が必要です。)というママさん看護師には非常にありがたい施設です。

メリットとしては、やはり仕事に行く際に一緒に預けられて、仕事帰りに一緒に帰れるという手軽さが一番です。
さらに、仕事中でもなにかあればすぐに駆けつけられること、病院内のためすぐに診察が受けられることなども挙げられます。
職場としても、子どもを理由にお休みをいただくのが比較的容易です。

デメリットとしては、病院という業務の大変さ、正社員のみという条件の有無(無いところもあります)、職場が家からある程度距離がある場合、夫や両親(義両親)が送迎に加われないことなどがあげられます。

認可保育園、認可外保育園など、施設によって保育園の形態もさまざま。
料金や、施設の充実度(園庭の有無など)、年間の行事があるかないかなど、子どもの成長・教育過程で適している環境なのかということも見極める必要がありそうですね。

夜間保育やベビーシッターの利用

昼間の保育園に比べて、夜間も預かってくれる保育園は数も少なく、料金も割高になってしまいます。
しかし、預かってくれるところが無いわけではないので、探してみるのも一つの方法です。

また、日本ではまだあまり浸透していませんが、オンラインでベビーシッターさんをお願いできる仕組みも普及し始めています。
急な依頼に対応してくれるところもあるので、一度利用してみるのもおすすめです。

初出勤の際に初めて、預けたり・来てもらうのが不安な場合は、自分も家にいられる状態で一度お試しをして、信頼できそうであれば自分がいない時にも預ける、といった手法をとれば安心感も増しますね。

 

家族の協力を得る

これができたら苦労しない…!と思われる方もいるかもしれません。
ママさんの職場復帰をよい機会と捉え、ご家族で子育ての仕方について話し合うことも、より家族の絆が深まるという意味でおすすめしたいと考えます。

昨今は男性の育児参加も当たり前になってきておりますので、パパさんの職場のほうで良い預け先がないか探してみるのも、解決の糸口になるかもしれません。

働きに出ることで生き生きとするママさんもいますし、経済的な余裕が精神的余裕につながることもあります。
一番大切なのは、素敵な自分でいられる環境を作ること。家族みんなで無理のないよう仕事を調整し、家族の時間を大事にできると良いですね。

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院内保育を利用している同僚のお話

筆者(総合病院勤務)の同僚で、2021年2月から入職してきたママさん(20代後半)がいます。
以前は大学病院に勤めており、妊娠を機に産休・育休を取得、1人目の育休中に第2子を妊娠しそのまま産休・育休のうえ退職されました。

現在は同僚として勤務されていますが、当院に就職する決め手となったのは、なんといっても夜間も預かってくれる院内保育所があるというところでした。

当院の保育所は火曜・金曜は夜間保育をやっておらず、その曜日は夜勤とならないようシフトを調整してもらっています。
そのうえ月に4~5回(2交替のため16時~翌9時勤務)の夜勤をこなしています。
パパさんも同じく看護師さんで、夜勤もしていることから、ママさんはほぼワンオペで2人のお子さんを育てていらっしゃいます。

日勤の日も夜勤の日も、二人のお子さんと一緒に出勤し一緒に退勤。
日勤の朝は自分の準備と子どもの準備とで戦争状態だと言います。
仕事中でもお子さんがケガをして救急外来に受診したと院内の電話で知らせが来て、仕事の合間に様子を見に行くこともありました。

感染症の流行のせいで、ちょっとした発熱でもすぐに発熱外来を受診しPCR検査を受ける必要があります。
ママさんは元から扁桃腺炎になりやすいとのことで、半年で5回もPCR検査を受けていました。
残業はなるべくでないよう部署内でも調整され、毎回残業0.5~1時間以内で退勤されています。

急性期病院の超急性期の部署であり、多様な患者さんが入院してくるため、勉強は必須です。
家に帰って子どもを寝かしつけてから自分の勉強をしようと教科書を開くも、いつのまにか朝に…なんてこともあるようです。

業務内で他スタッフのサポートもありながら、日々勉強されています。
責任感が強く、真面目な性格の彼女は職場内でも愛されており、お子さんの理由で急なお休みになってもみんな理解を示してくれています。

まとめ

まとめ

看護師は日々患者さんに接し、命や生き方についても考える機会の多い職業です。

その素敵な職業に就きながら、自身でも新たな命の誕生や成長を目の当たりにし、体当たりで仕事・育児に当たることは、大きな成長につながるのではないでしょうか。

一人でも多くのママさんが、看護師という素敵なお仕事を諦めず、子育てとの両立ができることを願っています。

 

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この記事を書いた人:藤川 由加里 [Fujikawa Yukari]  / 看護師


新卒から総合病院ICU勤務、看護師8年目。周手術期看護や救急看護、集中治療の分野を主に経験。その他、看護師の資格を活かしながら派遣やアルバイトをし、多様な働き方について模索しています。すべての人が、自分に合った働き方を選択し、より幸せな生活を送れることを願っています。

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