介護士は太るって本当?太らないためにはどんな対策がおすすめ?

2023.01.30掲載
介護お役立ち情報

更新日:2023/1/30

介護士は太るって本当?太らないためにはどんな対策がおすすめ?

「介護士として働きだしてから、お腹のたるみが気になるようになってきた」
「同僚の介護士を見るとみんな太っている!このままだと自分も太っていくのではないか心配」

上記のような不安をお持ちの介護士さんは多いのではないでしょうか。

介護の仕事をしていると、いつの間にか太ってしまったり体型が崩れてしまったりすることはよくあることです。

実際、10年ほど介護に携わってきた私の周りでも介護職太りをしてしまった介護士さんがたくさんいらっしゃいました。
介護士として不規則な生活を続けていると、自分も太ってしまうのではないかと心配になったこともありました。

しかし、どんなに仕事が忙しくても体型を維持するためにできる小さな心掛けはあります。

私自身も栄養学を学び糖質制限を日常に取り入れたり、仕事の合間にストレッチをするなどして太らないための心掛けをしてきました。
その結果、介護職を始める前と体型はほぼ変わらず、洋服のサイズもキープすることができています。

そこで、本記事では介護士さんが太りやすくなってしまう理由や体型維持のためにできる対策などについてお話しします。

本章を読むことで、介護士を続けていると太ってしまうのではないかと心配な方々が太らないためのポイントを知り、不安を解消していけることでしょう。

 

介護士が太りやすい理由とは

介護士さんが太りやすい理由として考えられることは、その働き方や職場環境などから来るストレスの多さがあります。

人間の体は強いストレスを感じると、それに抗うために抗ストレスホルモンであるコルチゾールを分泌します。
この分泌に大量のビタミンやミネラルが消費され、体内における必要栄養素の多くがストレスに持っていかれてしまうことになるのです。

上記によって、ストレスを抱えた方は手っ取り早くエネルギーを生成することができる糖質を欲する傾向があります。
実際、心身ともに疲れてしまったときには甘いお菓子につい手が伸びてしまうということは介護職に限らずよくあることです。

特に、介護職においては下記のような問題により働き方が不規則となってしまったり休む暇を取れなかったりするものです。

・夜勤の多さ
・日中の不規則なシフト
・複雑な人間関係
・休憩時間に鳴り響くナースコール

上記が高頻度で生じる有料老人ホームなどの施設介護においては、介護士の方が抱えるストレスも多くなりがちでしょう。

太らないためにできる対策を知っておくことは大切ですね。

介護士さんの転職情報はこちらから

 

太らないためにできることとは

太らないためにできることとは

日々ストレスと向き合い太らないためにするために大切なポイントは適切な栄養摂取とこまめな運動です。
前述の通り、ストレスによって体内の栄養が消費されてしまったら当然その分を食事などで補う必要が出てきます。
また、ストレスにより緊張状態に陥った体をこまめにほぐし自律神経を整えることも太らないためにできる心掛けといえるでしょう。

具体的にどのような対策を取ればよいのかを下記にて紹介します。

 

糖質を控えめにする

太らないために最も大切なことは、甘いものを間食としないことです。

糖質は素早くエネルギーに変換されますが、それと同時に脂肪にも変換されやすい成分です。
血糖の上昇により体内でインスリンが分泌されますが、このインスリンが糖を脂肪に変えてしまう働きがあるのです。

また、インスリンの分泌にも体内のビタミンなどが消費されるといわれています。
お菓子を食べて一時的にストレスは緩和されるかもしれませんが、長期的に考えると太りやすく体内の栄養素も減ってしまうのであれば考えものですね。

もしも休憩時間の間食としてお菓子を選ぶのであれば、血糖が緩やかに上昇するようなものを選ぶとよいでしょう。
例えば、ナッツ類やチーズなどは糖質を抑えつつ手軽に取り入れられるものなのでおすすめです。

 

バランスのよい食生活を意識する

太らないために糖質を控えた方がよいことを先に述べましたが、糖質を体が欲さないためにも適切な栄養補給が必要です。
体内において代謝に必要なタンパク、ビタミンやミネラル、脂質などが十分に足りていれば、意外にも糖質が欲しくならないものです。

特に、体のあらゆる部分を形成しているタンパク質の摂取は太らない上で優先すべきポイントです。
忙しい介護士さんの中には昼食を手軽なカップラーメンやパン、おにぎりなどで済ませる方がいらっしゃいますが、糖質に偏りすぎた食事はよくありません。

私自身も以前はお昼をパンなどで済ませることが多かったのですが、満腹感を得られず間食を重ねてしまうという悪循環に陥りがちでした。
摂取する糖質をコントロールしていくためにも、タンパク質を中心に栄養素が取れているかどうかを意識していくとよいでしょう。

栄養バランスがよく手軽に取り入れられる食材としておすすめなのは卵です。

実務の忙しい介護士さんは、おかずの一品や間食にゆで卵を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

こまめな運動を取り入れる

太らないための対策として、こまめな運動を取り入れることも大切です。

前述の通り、ストレスを溜め込むことはダイエットの大敵です。
しかし介護の現場では作業の合間に休憩を挟むことが許されず、心身ともに疲弊してしまうことが多々あるのです。

体の強ばりをこまめなストレッチや運動によってほぐすことは、自律神経を整えたりリラックスしたりする上で大いに役立つことでしょう。
例えば、下記動画のように座ったままや立ったままでできるストレッチは休憩時間に取り入れやすくおすすめです。

介護士さんの転職情報はこちらから

 

私が太らないために心掛けていること

介護職が太りやすい理由や解決策を紹介してきましたが、ここで私自身の太らないためにしていることをお話しします。

今まで訪問介護や有料老人ホームでの介護、事務に携わってきた私ですが、幸い大きな体型の変化なく働くことができています。

介護を始めたばかりの頃は、心身の疲れから常に甘いものを持ち歩いてはこまめに食べていました。
このままでは太るのではないかという不安が頭をよぎることがありましたが、疲れたときに甘いお菓子を食べることがストレス発散方法となってしまっていたのです。

しかし、初めての妊娠をきっかけに栄養学を学ぶこととなり、甘いものが心を癒してくれるという考えは一変しました。

むしろ、心身ともに疲れやすくなっている原因が甘いものの取り過ぎにあるかもしれないと気づいたのです。

私がまず心掛けたことは、ご飯を少なめに、おかずを多めに取ることでした。
食事はあくまでタンパク質や脂質、ビタミンミネラルの摂取を意識したものとすることを心掛けたのです。

また、それと同時にプロテインやサプリメントを生活に取り入れることを続けた結果、甘いものが本当に欲しくならなくなり自分でもびっくりしたことを覚えています。
甘いものへの欲が小さくなると同時に、食事量においても食べすぎることがなくなりました。

必要最低限の栄養が取れると、満腹感が得られるようになったのです。

介護の仕事で多少疲れても糖質に走ることがなくなったことで、太るかも?という漠然とした不安はすっかり解消することができました。

 

まとめ

まとめ

ここまで、エピソードなども交えつつ介護士さんの太りやすい理由や対策をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

夜勤やシフト勤務、職員・利用者さん間での人間関係などでストレスを感じやすい介護職ではありますが、太ってしまうことは避けたいものですね。

ストレスと上手く付き合うためにも、介護士さん自身が健康でいることは大切です。
この記事を通して、介護職太りをしてしまいそうで不安な方々が太らないコツを知ることで、生き生きと実務に携わることができると幸いです。

すぐに働けるお仕事はこちらから

 

関連記事

 

長野求人・転職ネットを選ばないともったいない理由

長野求人・転職ネットを選ばないともったいない理由

この記事を書いた人:池田 典子 [Ikeda Noriko]  / 介護福祉士
著者:池田 典子 結婚を機にSEから介護職に転職し、10年間介護の現場に携わってきました。第二子を妊娠中に介護福祉士の資格を取得家事と子育てに追われながらも楽しく仕事を続けられたのは、利用者さんからの笑顔や感謝の言葉のおかげでした。
訪問介護や有料老人ホームでの勤務経験があり、様々な利用者さんやそのご家族の方と接してきました。様々な課題を乗り越えてきた経験を生かし、仕事に対する悩みを抱える介護士の方の助けとなる記事を書いていきたいと思います。