介護士が簡単にポジティブになる方法を解説【悩んでいる方必見!】
更新日:2023/1/30
介護士として毎日頑張っている方の中には、
「最近、気持ちが落ち込むことが増えた」
「いつもポジティブでいたいと思うけど、うまくいかない」
「仕事をしている自分に誇りをもって、明るく過ごしたい」
といったお悩みや希望をお持ちの方がいらっしゃると思います。
毎日利用者さんに関わる介護士だからこそ、日々明るく過ごしたいですよね。
しかし毎日の業務に追われて、気持ちが落ち込んでしまう方も少なくありません。
そこで今回の記事では、介護士がポジティブになる具体的な方法を紹介していきます。
無理なくポジティブになれるように、落ち込んだ気分を切り替える方法から順番に紹介していきます。
記事を最後までご覧いただければ、自然と明るい未来を描けるようになるでしょう。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
介護士がポジティブになる方法
まずは、落ち込んでいる気持ちを切り替えることから始めましょう。
気持ちを切り替える簡単な3つの方法
1.友人や家族に自分の気持ちを話す
友人や家族といった心をゆるせる相手に、自分の正直な気持ちを話してみましょう。
友人や家族ならあなたの言葉を否定せずに聞いてくれるはずです。
今の正直な気持ちを話すにつれて、心に溜まっていた不満が出ていき、自然と気持ちも軽くなっていくでしょう。
人に話すことで、心のモヤモヤした気持ちに整理がつくことも少なくありません。
「こんなこと話していいのかな、迷惑じゃないかな?」と心配になっても大丈夫。
相手の気持ちを考えられるあなたの周りには、助けてくれる友人や家族がいるはずです。
思い切って話してみましょう。
2.紙に書く
それでも「どうしても話せない」という方や「誰に話せばよいのかわからない」といった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
周りに話すことが難しい場合は、自分の気持ちを紙に書くことをおすすめします。
紙に書くことのメリットは、誰にも見せなくてよい点です。
文字の大きさや色、読みやすさも気にする必要はありません。
ブログやTwitterといったSNSツールのように他人に配慮しなくてよいのです。
溜まっていた自分の気持ちを遠慮なく吐き出すことで、気持ちは切り替わっていくでしょう。
3.運動で汗をかく
運動で汗をかくのも効果的な方法です。
社会人になってからの運動といえば、ジム通いやスポーツスクールが挙げられますが、筋トレや球技が苦手な方もいるでしょう。
また、「忙しくて時間がとれない」という方や「運動が面倒だな」と感じる方もいるかもしれません。
そこでおすすめしたいのが、散歩です。
気分転換で大切なことは、頭を悩みでいっぱいにさせないことですが、そのために散歩はぴったりの運動なのです。
散歩をしている時は、悩みや不満だけを考えられません。
脳は手足を動かすといった運動にエネルギーを使っており、悩みばかり考えられなくなっているのです。
そのため散歩中は、悩みで頭がいっぱいにならずにすむでしょう。
また天気のよい日は、日光浴にもなります。
外の新鮮な空気を吸い込み太陽の光を浴びれば、体も自然と元気になるはずです。
散歩を続けて、自分の好きな散歩コースが見つかればもうけものです。
いい気分転換になり体力もつくので、まさに一石二鳥な気持ちの切り替え方法といえるでしょう。
4.一人の時間をつくる
介護士はいつも誰かと一緒にいるお仕事といえます。
そのため気疲れしてしまう人は少なくありません。
もしも、「なんだか人と会うのがおっくうだな」と感じたり
「一人の時間がほしいな」と思ったりしたら、意識して一人の時間を持ってみましょう。
恋人や家族がいる方は、「一緒にいる相手に悪い…」と相手に罪悪感を覚えるかもしれません。
おすすめの解決方法は、「ごめんね、ちょっと1人でゆっくりしたい」と相手に一言伝える方法です。
あなたを大切に考えている恋人や家族だからこそ、ちゃんとわかってくれるでしょう。
美味しいレストランに行ったり好きな映画を観たり、旅行に行くといった自分だけの特別な時間を作ってあげてください。
仕事や家事などで忙しく、自分のための時間を作れなかった方こそ、気持ちが切り替わり元気になっていくのを感じるはずです。
自分の本音と向き合ってみよう
うまく気分を切り替えられたら、次に自分の本音と向き合う作業にとりかかりましょう。
つらい気持ちから抜け出せたら、「もう戻りたくない」と誰もが思うはずです。
「いつもポジティブでいたい」とも考えるかもしれません。
ですが、24時間いつでもポジティブでいられるのでしょうか。
誰でも理由があって落ち込んだりネガティブになったりしてしまうので、
いつでもポジティブでいようとすると、かえって心に負担がかかってしまうでしょう。
そのため元気が出てきたタイミングで、「自分は本当はどうしたいのかな?」と自分の本音と向き合う作業を行いましょう。
「本当はこんなことがしたかったんだ」と自分の本音がつかめてくると、モチベーションが自然と高まっていきます。
元介護士の執筆者は、「自分の文章で人のお役にたちたい」という自分の本音に従った結果、現在ライター業に従事しています。
締め切りに追われたりダメ出しにへこんだりもしますが、自分の本音に従った結果のため、自然とポジティブになれています。
自分に自信のない筆者でもできたので、きっとあなたもできますよ。
仕事のモチベーションを保つ方法
ここからは仕事のモチベーションを保つ具体的な方法を紹介していきます。
資格取得をめざす
もしも介護職員基礎研修資格を持ち、実務経験もある介護士だとしたら、国家資格である介護福祉士の取得を目指してみてはいかがでしょうか。
介護福祉士は、技術と経験の証明になるため、今の職場でのキャリアアップにも役立ちます。
努力が実って試験に合格できたら、自分に自信もつくでしょう。
介護士のキャリアアップについてはこちらの記事が参考になりますので、ぜひご覧ください。
【キャリアアップしたい介護士さん必見!各受験資格や働き方などを解説!】
もちろん介護福祉士に限らず、チャレンジしたい資格や興味がある資格があれば、ぜひ取得を目指してみましょう。
目標があることで自然とやる気が湧いてきて、仕事のモチベーションも保てるでしょう。
環境を変えてみる【転職や異動】
今の職場に「これ以上いる必要がない」と感じたのなら、モチベーションを保つために、思い切って環境を変えてみましょう。
あなたを必要としている環境にうつれば、「モチベーションを上げなければ」と思う時間もないくらい、頼りにされるかもしれません。
筆者は過去に、「自分の代わりの介護士なんて、いくらでもいるのでは?」と感じてモチベーションが保てなくなった時期がありました。
その結果、特別養護老人ホームの介護士から、法人内のデイサービスに異動することになります。
異動先ですばらしい管理者や同僚と出会えて、仕事を頼まれるようになったため、
自然と「よしがんばろう!」とモチベーションが上がり、介護の仕事が楽しくなりました。
介護士は必要とされている仕事
待遇が上昇傾向にある
厚生労働省が発表した『第7期介護保険事業計画に基づく介護人材の必要数について』の内容を見てみましょう。
介護人材の需要について、2020年度末には約216万人、2025年度末には約245万人が必要とされており、介護士がこれからの社会に必要というデータが出ています。
また介護職員の処遇改善に対する取り組みが集中的に行われ、待遇も上昇傾向です。
介護職の魅力向上が目的のイベントも多数開催されていたりと、介護士の必要性は年々高まっています。
労働者の高齢化が進んでいる
現在の介護業界では、若い世代の介護士さんの確保が課題となっています。
介護士のイメージはだんだんと向上していますが、それでも重労働で安い賃金といったマイナスイメージは払拭できていません。
そのため介護士を目指そうとする若い方は多いとは言えず、現場では人材不足が問題となっています。
介護の世界はまだまだ売り手市場です。
また、現在の介護職員の高齢化も進み、次世代を担う若い世代が必要とされてきています。
経験豊富な介護士さんも、若い介護士さんも引く手あまたな状況と言えるでしょう。
ありのままのあなたでも活躍できる環境が広がっていると考えると、なんだかわくわくしませんか?
明るくポジティブな自分になりたいと思うことも素敵なことです。
けれど、そのままのあなたを必要としてくれる施設さんも必ずあります。
頑張るのに疲れたら、違う環境に身を移すことも検討してみてくださいね。
長野求人・転職ネットがあなたの「こうなりたい!」を全力でサポートします。
ありのままで介護士を続けていこう
介護士がポジティブになる方法を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
内容を簡単に振り返ってみましょう。
・まず落ち込んでいる気分を切り替える
・元気が出てきたら、「本当は私はどうしたいのかな?」と自分の本音を探してみる
・モチベーションを保つために具体的な行動を始めてみる
明るくモチベーションを保つ方法は、人それぞれ微妙に違うのかもしれません。
だからこそ無理をせずに、ありのままの自分でいることが大切です。
介護士は、サービス業の中でも「ありがとう」と感謝される機会の多い魅力あふれる専門職です。
ありのままのあなたの介護サービスで、相手の方が喜び笑顔になっている場面を想像してみてください。
相手の方だけでなく、あなたも自然な笑顔になっている場面が浮かぶのではないでしょうか。
明るい未来に向けて、今回の記事が参考になれば幸いです。
これからも楽しみながら介護のお仕事に取り組んでいきましょう!
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その後、素晴らしい仲間との出会いや仕事への気づきから、介護の仕事が楽しいと思える日々を送ることができました。
今では「バーンアウトを経験したから、今がある」と考えています。
13年間介護職として働いてきた経験を活かして、皆さまのお役に立つ記事を書いていきたいと思います。写真は私の似顔絵で、7歳の娘が描いてくれたものです。