介護への転職を考える男性必見!男性介護職が求められる理由とは?

2021.12.23掲載
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介護お役立ち情報

介護への転職を考える男性必見!男性介護職が求められる理由とは?

皆さんは男性介護職と聞いて、どのようなイメージをもちますか?

「力があるから、重宝されそう」
「他人のお世話ができる、優しい人が多い」

といったポジティブなイメージから、

「低賃金で重労働のイメージ」
「男性が他人の下の世話をする仕事なんて、選んでやらなくても……」

といったネガティブなイメージまで、男性の介護職に対するイメージはさまざまではないかと思います。

上記の疑問に答えるために、今回は男性介護職について、「必要とされる理由や将来性」「男性介護職をとりまく環境」についてまとめました!

さらに、13年間介護職員を続けてきた私が思う、「男性だからわかった!介護職のよいところ」も私自身のエピソードを交えてお伝えします。

今回の記事は、これから介護職になりたいと思っている男性の方や、男性介護職について深く知りたいという方に役立つ内容となっています。

ぜひ最後までご覧ください。

男性が介護職に求められる理由とは

介護現場では年々男性介護職員の人数が増えており、求人も拡大傾向にあります。

女性の社会進出が進む現在において、なぜ男性介護職が求められているのか、3つの理由から分析しました。

利用者と職員の両方から頼りにされる

利用者さんの体に直接ふれてサポートする「身体介助」は、介護職の重要な仕事の1つです。

しかし女性介護職の場合、自分よりも体重のある方の介助は負担の大きい仕事になります。
力のある男性介護職であれば、体重のある方の介助や背の高い方の介助もできるので、女性介護職の負担を減らすことが可能です。

そして利用者さんのなかには、男性に介助してもらう方が安心できるという方も多くいるのです。

だからこそ利用者さんからも職員からも、男性介護職は頼りになる存在です。

男性介護職だからできる仕事がある

男性介護職が、男性利用者さんをサポートする「同性介助」を基本方針にする施設が増えています。

以前は、女性介護職が男性利用者さんのトイレやお風呂をサポートすることが多く、なかには利用者さんからのセクハラ発言で悩む介護士さんも少なくありませんでした。

また、男性の大きな声や叱責が苦手で仕事も手につかない、と悩んでしまう介護士さんは現在でも多くいます。

「好きな仕事だけど続けられない」と退職してしまう女性介護職の方は、残念ながら後を絶ちません。
昔気質な男性の利用者さんのなかには、悪気はないけど女性にきつく当たってしまうという方が存在します。

男性介護職であれば、「どうして女性介護職のときは、言葉が厳しくなるか教えてほしいんです」と自然に質問することができます。
すると、男性利用者さんも、「実はな、女性には言いにくいけど……」と答えを教えてくれることがあるのです。

男性介護職だからこそできるコミュニケーションが、介護の現場では必要とされています。

利用者さんに求められる

自分よりも若い男性を好きな利用者さんは、案外たくさんいます。
自分の若いときの武勇伝を聞かせたくてたまらない男性利用者さんや、若い男性から元気をもらいたい元気な女性利用者さんまで、介護の現場で若い男性は引く手あまたです。

「自分はもう若くないよ」と思っている男性の方でも大丈夫。

おじいちゃんやおばあちゃんの利用者さんからみれば、30代の男性や40代の男性、さらに50代の男性だって「まだまだ若い」と言われるのです。

周りの常識にとらわれてもう若くないからと転職をあきらめる必要は、介護の世界にはないといってもいいでしょう。

男性介護職のキャリアアップと給与について

仕事の成果である給与は、無視できない問題です。
これから結婚を考えている方や自分のがんばりを評価してもらいたい方にとって、いくら給与をもらえるのかは大切なポイントですよね。

男性介護職の将来性について、解説していきます。

介護職が低賃金って本当?

介護職員といえば、3Kの仕事とも呼ばれています。

(3Kとは、きつい、汚い、危険、のことを指します。)

介護職における3kとは、

「介助が重労働できつい」
「トイレ介助があるから汚い」
「病気に感染する可能性があるから、危険」

の3つがあげられます。

そして、重労働だけど低賃金というイメージが、今もあるのではないでしょうか。

しかし、介護職員の待遇は法律の改正とともに上昇して、今では低賃金と呼べないくらいになっています。

厚生労働省が発表した令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果によれば、加算の申請をした事業所の職員の月額給与は325,550円となっています。

そして国家資格の介護福祉士の方は、366,900円です。

ちなみに、同じく厚生労働省が発表した令和2年賃金構造基本統計調査によれば、男性の一般労働者の月額賃金は333,800円でした。

介護職に興味があるけど、賃金が低いとあきらめる必要はありません。介護職の待遇は着実に上がっているのです。

令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果
令和2年賃金構造基本統計調査

キャリアアップは可能、大切なのは将来のイメージ

今は初任者研修の資格しか持っていない…という方も、この先介護職としてステップアップできるのだろうかと不安になりますよね。

ご結婚を控えている方や、お子様がいらっしゃる方、さらにもう1人お子様が生まれる予定の方は、ご家族と幸せに生活するためにこの先永く働くことができるのか、キャリアップできるのかというのは大きな問題かと思います。

しかし、介護職はキャリアアップが可能な職場なのです。多くの男性介護士も現場業務を経て、ステップアップを果たしています。

たとえば、介護のスペシャリストになりたい!と思えば、「介護福祉士」の資格取得を目指すキャリアアップの方法があります。
介護職員初任者研修を取得したのちに、実務者研修を取得して、介護福祉士の試験合格を目指すルートです。

介護福祉士になり、さらに経験を積めば、あなたは会社から重宝される介護職員になれるはずです。

また、経験を積んで視野が広がったら、他にやりたいことが見つかるかもしれません。

要介護者の本人だけでなく家族の支援も行いたいと思う方は、介護支援専門員(ケアマネジャー)を取得して、ケアプラン作成の専門家になるのもよいでしょう。
介護現場の情報を家族に伝えたいと思えば、社会福祉士を取得して生活相談員になる方法もあります。

介護の資格を取得していくことで段階的にキャリアアップすることが、介護の仕事では可能です。

家族を幸せにするために、まずはあなたが幸せに働ける方法をイメージしてみてはいかがでしょうか。

男性介護職が働く環境とは

男性介護職が働く環境とは

女性が多く男性は少ないイメージのある介護職ですが、実際はどのくらいの割合なのでしょうか。

介護現場の男女比率と、介護の仕事で男性にすばらしい出会いがある理由を記述しました。

男女比率

公益財団法人 介護労働安定センターが発表した令和2年度「介護労働実態調査」によると、介護職として働く職員のうち20.9%が男性、72.3%が女性となっています。

引用元:令和2年度「介護労働実態調査」

施設によって比率に違いがあり、特別養護老人ホームなどの入所施設は、デイサービスなどの通所施設よりも男性の割合が高い傾向にあります。

入所施設では、不規則なシフトや1人でサポートする利用者さんの数が多いことから、体力や介護技術が求められる男性が増えているためだと思われます。

男性介護職だから、気のあう友ができる

女性が多い介護の現場では、男性の同僚はどうしても少数になりがちです。
もともと介護職を目指す男性は、社会的にみて多くはありません。

だからこそ、同じ道を志す男性同士は価値観が似ており、仲良くなるスピードがとても早いといえます。

介護職としてやりたいことをがんばっていた、気がついたら同じ価値観の親友ができていた、ということも男性介護職なら珍しい話ではありません。
女性介護職と男性介護職で対立しやすいわけではないので、ご注意くださいね。
勿論、男性介護士と女性介護士が仲良くなったエピソードもたくさんありますので……

男性だからわかった、介護職のよいところ

私が初めて男性介護職員でよかったと思ったのは、定員10名の民家型小規模デイサービスで働いていたときのことです。

当時私は26歳で、職種は生活相談員兼介護職員でした。

私が勤めていたデイサービスのコンセプトは、「どんな方も断らない」ことです。
つまり、大規模なデイサービスやルールの厳しいところでなじめなかった人を受け入れよう!という意味だったと思います。

そのなかにSさんという男性利用者さんがいました。

この方は奥様の前だとビシッとしているのですが、家から離れてデイサービスに来るとスケベ心全開になります。
職員から利用者さんまで、女性という女性全員にセクハラ発言を連発するという、ある意味見上げた根性の利用者さんでした。

そんなSさんのあまりのエスカレートに職員が業を煮やし、ある日私に指示が下りました。

「よし、たくちゃん(私の当時の愛称です)オカマになろう」

どういう意図かわかりますでしょうか。

Sさんがセクハラモードになったとき、私がオカマになってSさんの暴走を止めるという作戦だったのです。

そしてSさんが暴走したときは、私が「あら?Sさん、いけないわねえ」と言いながら近寄ります。
Sさんは、「こっちに来るな!わかった!やめるから!」となり、まるでコントのような状況に……

オカマ作戦(?)は決してSさんの尊厳を傷つける意図はありません。
周りの女性のみなさんや家族の方、Sさん本人とその奥様など皆が傷つかないように配慮した方法だったのです。

馬鹿をみるのは私1人です、けれど私は真剣でしたね。

いつしかSさんは私の顔をみただけでセクハラ発言をやめるようになり、「お前にはかなわないな」と苦笑いしていました。
そうしてSさんは、最後までデイサービスに通ってくれました。

男性介護職は、ときには厳しく相手に意見を伝えることもありますが、それだけではありません。

相手に合わせたり周りに配慮したりして、ときには面白おかしく自分を使うこともできるのです。

こんな体験ができて、私は男性の介護職になってよかったと本心から思っています。

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

介護職は、利用者さんや職員などさまざまな人との出会いがある、素敵なサービス業です。

身体介助や不規則な勤務など、確かに介護職には大変な面もあります。

しかし一生懸命がんばった結果、利用者さんや同僚から「ありがとう」の言葉をもらえることは、介護職の特権といえるでしょう。

やりがいをもちながら働き、家族を養うことも現在の男性介護職なら十分に可能なのです。

今回の記事が、介護職に興味のある方のお役に立てると大変うれしく思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

この記事を書いた人:TAKUMI  / Webライター


著者:TAKUMI介護福祉士として特別養護老人ホームで働いていたときに、バーンアウトを経験。周りの支えもあり克服しました。
その後、素晴らしい仲間との出会いや仕事への気づきから、介護の仕事が楽しいと思える日々を送ることができました。
今では「バーンアウトを経験したから、今がある」と考えています。
13年間介護職として働いてきた経験を活かして、皆さまのお役に立つ記事を書いていきたいと思います。写真は私の似顔絵で、7歳の娘が描いてくれたものです。

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