あなたの働きたい気持ちと経験、知識を全力で伝える!志望動機の書き方
更新日:2023/1/25
「あれ、志望動機ってどうやって書けばいいんだっけ」
「今、受かりやすい志望動機の内容って何だろう」
転職活動を始めたとき、最初に悩むのが「志望動機の書き方」です。
就活からほとんど書類関係はノータッチ!
もともと文章を考えたり作ったりするのは大の苦手!
仕事や家庭のことで忙しくて調べたりするのもめんどくさい!
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、人材紹介会社でこれまで数百人の求職者の方と面談を行い、履歴書の添削指導を行ってきたキャリアアドバイザーが「企業が求める志望動機の内容」についてご紹介していきます。
サクッと簡単に、要点をまとめてすぐ書けるよう解説していきます。
目次
企業が志望動機で見ている2つのポイント
採用担当者が重視しているポイントは2つです。
ポイント1:応募者の培ったスキルや人柄が自社にマッチしてすぐ活かせるか
ポイント2:入社後も辞めずに長く働いてくれるか
これは「もし、自分がこの企業の社長や責任者で、急な退職者が出たら?」とイメージするとわかりやすいです。
日本の9割が中小企業ですが、そのほとんどが少ない人員で多彩な業務をこなしています。
お客様に貢献するサービスを提供し企業が長く続いていくためには、
早急に即戦力人材を採用し、長く活躍してほしいのです。
企業の人材採用には、私たちの想像以上にお金と時間が費やされています。
では、このポイントから、転職者の志望動機に何を書けば良いか置き換えてみます。
ポイント1:前職での経験、スキル、人柄が応募先の企業でどう活かせるのか
ポイント2:入社後どんなことをしていきたいかを記載し、長く働けそうなことを示唆する
上記のポイントを踏まえるとより書類通過の可能性が高まります。
以上を踏まえて、次は実際の例文を交えながらポイントを解説していきます。
実践!志望動機の文例とポイント
ここからはイメージがつきやすいように実際の志望動機の例文をご用意しました。
特別養護老人ホームで介護士をしており、結婚を機に転職を考えている方を例として扱います。実際の志望動機例から、ポイントを3つ解説します。
文字数の目安は、一般的に200~300文字です。
私は9年間特別養護老人ホームで勤務しておりました。
入所者様への日々のケアに加え、ご家族や利用者様の趣味嗜好や人生観に寄り添い、少しでも利用者様らしい生活を送れるよう工夫してまいりました。-(1)
貴施設でも、利用者様の好きな曲を居室で流したり、好きな花見の季節であれば一緒に見に行く等、利用者様に時間をかけてじっくり寄り添われている点に魅力を感じ志望しました。-(2)
結婚を機に、これまで培ったスキルと経験、何より利用者様やご家族を理解し寄り添うという気持ちを活かし、貴施設でも終末期にふさわしいサービスが提供できるよう長く貢献したいと考えております。-(3)
(1)経験や実績、前職でのスキルや仕事における価値観を記述
これは、意識するポイント1の視点ですね。
採用担当者は「明日入社してもすぐに活躍できそうか」という視点で志望動機を見ています。
そのため、以下の点が盛り込まれているか意識しましょう。
・経験や実績は数字などを使って具体的に記載されているか
・自分が仕事において大切にしてきた価値観やこだわりが具体的に記述されているか
「いやいや、その具体的に書くってことが難しいんだよ!」
といった文章作成に苦手意識のある方は、これまでの自分の仕事の名場面やハイライトを思い出してみましょう!ポイントは、「人からどんな点を評価してもらったか」です。
例えば、
「○○さんがこんなことをしてくれて助かった」
「○○さんがいつもしてくれる△△なことがうれしいんだよ」
といった同僚や利用者さんが言ってくれたことを思い出してみましょう。
「いやいや、そんな大層なことはしていませんよ・・」
といった方も、自分では気づいていないだけで周りが実は評価していた点があるはずです。
「自分が利用者さんや施設のために大事にしてきたことってなんだっけ?」
「あの時は利用者さんやみんなのために頑張ったなー!」
といった「自分なりに大切にしてきた仕事への取り組み方、思い、頑張ったこと」でも構いません。
上記の点について、まずは紙にバァーっと書いてみてください。
いきなりきれいな文章を書くのは難しいので、
まずはざっと書いてみて、あとからまとめることをオススメします。
書き終わったら、以下のポイントでまとめてみましょう。
いつ、どんな時に:
どこで:
誰に:
何をして喜ばれたか(または自分なりに貢献したか):
このポイントでまとめると、そのまま志望動機の文章として使うことができて効率的です。
そして、実際に志望動機を書くときは、採用担当者が自分の仕事ぶりのイメージを
情景を思い浮かべながら読める、という点を意識して記述すると伝わりやすいです。
(2)応募先の企業が大切にしている点や魅力を(1)とかけ合わせる
自分の特徴が?で掴めたところで、次は?が応募先企業とどうつながりがあるか見ていきましょう。
これは会社のHPやSNS等を活用して情報収集すればOKです。
利用者さんへの接し方やエピソード、スタッフさんの人柄などの情報が掲載されている企業がほとんどですから、まずはそのページをチェックしてみましょう。
その際に、(1)でまとめた自分の特徴を念頭に置きつつ、
「この場面だったら、(1)が活かせるかも」
「利用者さんやスタッフさんの人柄を見ると、自分がもし入所したら○○なことができるかも」
といった形で、応募先企業の魅力に対して、自分のスキルや人柄で活かせるポイントはどこか、「企業と自分の接点」を探しましょう。
ここでも1.のような流れで、ポイントを応募先企業バージョンで作成すると効率的です。
担当者にも、「よく調べているな」といった好印象を与えることも可能です。
(3)企業との接点から、入社後に貢献できるポイントを伝える
「1.、2.を踏まえ、自分ならこの企業にどう長く貢献できるか」
最後に、意識するポイント1、2を掛け合わせるイメージです。
まとめの文章になりますから、簡潔に要点を伝えることが難しいと感じるかもしれません。
そんな方には、
「自分や応募先企業の「らしさ」を一言でまとめると何かな?」
「自分や応募先企業のらしさは『○○な自分』、『○○な企業』」
といった形でもう一段考えてみるとまとまりやすいです。
また、「結婚」についても、その地域で長く働く可能性を示唆できますから強調のために記述しても良いでしょう。
まとめ
以上、企業が求める志望動機の書き方についてご紹介しました。
いきなり志望動機を書くことはどんな人でも難しいです。
なので、まずは自分の経験や知識の棚卸から始めてみると書きやすいです。
その際の注意点は、
「なるべく自分の主観や思い込みを避けること」
「利用者さんやスタッフさんなど自分以外の誰かに評価してもらったこと」
「利用者さんやスタッフさんを意識して自分なりにこだわり、貢献しようとしたこと」
といった「自分以外の誰かにとってプラスだったこと」をまとめていくと、
採用担当者からの信頼が高まり、書類通過の可能性が高まります。
最後に、採用担当者は決して文章のうまさや小手先のテクニックだけを評価しているわけではありません。
嘘偽りのない正直な「あなたらしさ」が「自分たちや利用者さんにプラスになるか」を見ています。
今回ご紹介したポイントを踏まえ、是非あなたの働きたい気持ちと経験、知識を全力で伝えてみてください!
志望動機の書き方に迷ったら
つながるカンパニーでは、志望動機を考える際には私(小林)が一緒に考えることもできます。
勤務先の良いところや、あなたが「やってみたい」と思う点をつなげて作るため、納得した志望動機ができると、喜んでいただいてます。
志望動機に困った、というだけでも構いませんので、ぜひ一度ご連絡ください。
相談は無料です。お気軽にご連絡ください。